山手ルネサンス

山手ルネサンス、始動。

創立100周年に向け、神戸山手は変わります。
社会・他者への貢献に喜びを見出す
未来型リーダーシップを持つ女性を育てます。

創立96年目を迎えた神戸山手女子は、地元である元町商店街の方々の「女子にも高等教育を」という温かい思いを支えに、大正13年、この諏訪山の地に「山手学習院」として創設されました。以来、確かな女子教育を通じて、自立した女性の育成に努めてまいりました。創設100周年に向け、その伝統ある教育を新しい時代にふさわしい内容に進化させ、神戸山手女子は未来で輝く女性の育成をめざして教育改革に取り組みます。
「山手ルネサンス」とは、これまでの伝統を重んじながらも、予測のつかない未来社会で、女性として豊かで幸せな人生が送れる、そんな学力と能力を培うことができるよう、新しい時代に求められる魅力ある学校への進化を志したスローガンです。そこでこの度、新たに3つのCを教育ミッションに掲げ、未来志向の教育を開始します。
独自の教育プログラムの実践により、グローバルな視野を持ち、積極的に社会へ参画し、社会・他者への貢献に喜びを感じる心優しい女性を育成します。他者を敬い、主体的・能動的に自らの人生を切り開く対話力を持ち、柔軟性に優れ、権威や立場にとらわれない「未来型リーダーシップ」を発揮する女性として世界へ送り出します。

「探究」は生活を豊かにするための「学びのかたち」

関西国際大学教授
中央教育審議会委員
荒瀬 克己

答えが一つだけとは限らない。そもそも、答えがあるかどうか分からない。そういうことは、実際に生活する中ではよくあることです。学校の中だけで閉じない学びを実現しようとする新学習指導要領では、「探究」という取り組みを重視しています。それは、これからの社会において、「混とんとした状況の中に問題を発見し、答えを生み出し、新たな価値を創造していくための資質や能力が重要になる」(「高大接続システム改革会議最終報告」2016年3月)という認識からです。よりよく生きる「知恵」を身に付けるための学習が求められます。気づいたことや疑問を大事にして、それぞれが、あるいは一緒に、納得できる答えを求めて取り組む......「探究」は、生活を豊かにするための「学びのかたち」です。

探究学習「やまてのまど」

世界を、自分を、新たな目で見つめる。

本校独自の探究学習「やまてのまど」を開講します。「自分」からスタートして「地域」「日本」「世界」「未来の自分」と学年が進むごとに探究テーマを広げていくことで、広い視野を持ち幸せに生きるためのスキルを身につけます。教科の枠を越えた課題解決の活動では、発信と振り返りを繰り返し、「自分」と「他者から見た自分」との差を確かめます。

探究型学習指導の導入

学習プロセス・学習成果を生徒自身が振り返り、「手応えのある計画的な学び」につなげる。

探究学習を充実させた独自の学習プログラムを行う本校では、進路や日々の学習指導も探究型へ。生徒自らが自分の学習方法やテストの得点の分析を行い、自らの課題を設定し、その課題を解決する探究型学習指導を行います。
定期考査では、すべての教科において、基礎・標準・応用の3段階の難易度に区分して問題を出題します。そして、生徒は試験前に各教科の学習課題を列挙し、優先順位をつけて学習します。考査実施後、試験結果について「基礎・標準・応用のどの問題が解けたか」「試験前の学習方法は適切だったか」などの観点から振り返ることで、自分はどこが弱かったのか、どのような学習が不十分だったのかを「見える化」します。また、大学入試対策では、外部の模擬試験の全国偏差値を基準として定期考査同様3段階にレベル分けし、その得点を集計することで、志望大学に合格するにはどの問題が解けなければならなかったのかを把握します。神戸山手では、考査や模試の実施後に毎回リフレクションアワーという各自の振り返りをする時間を設け、結果分析から課題を導き出し、生徒自ら具体的な課題を設定して学習することで、確実に弱点を克服することができます。
このように、学習指導も探究型にすることで、校内生活で探究活動のPCDAサイクルが多く存在することになり、生徒の主体性を伸ばし、効率よく且つエビデンスに基づく的確な指導を可能とします。また、eポートフォリオの活用で、振り返りをファイル化し、成長記録の集積を行います。

学びのループが未来志向のリーダーシップ(権限によらないリーダーシップ)を育みます。

神戸山手女子中学校高等学校副校長
関西国際大学准教授
石井 豊彦

「やまてのまど」は、視野を広げる探究学習。探究型学習指導は「自分の学力向上」を課題として担任の先生と行う課題解決学習といえます。このように、神戸山手での学校生活では、「探究」の機会がたくさん存在します。
未来志向のリーダーシップは、周りの人たちを目標に向けて能動的に行動させる影響力と定義されています。解決方法を考え、意見を交換して実行する。失敗したら、その原因と理由を考えて新たな解決方法を考えて実行する。このように、探究を連続させる学びのループが、失敗が成功に結びつく経験となります。そして、失敗に伴う痛みに向き合うことで、自分や友人へ寄り添う優しい心が育ち、未来のリーダーシップを身につけることができます。

グローバルな視野の拡充とICTの活用

英語とICTをツールに、グローバルな視野で学びます。

これからの時代を生きる人に求められるグローバルな視野を養うため、教科横断型の授業を行い、特に英語教育とICT教育を一層充実させます。英語をコミュニケーションツールとして捉え、使える英語を習得し、さまざまな学習に生かします。また、生徒たちはiPadを一人一台所有し、学校生活のあらゆる場面で活用します。ICTの活用により、国内外問わずオンラインミーティングの実施が可能となり、SDGsの掲げる17の目標を意識しながら世界的視野の育成をめざします。

中高大連携は異次元の充実度

大学の学びに触れて将来のビジョンを形成する。

令和2年4月に神戸山手大学は関西国際大学と合併し、6学部の総合大学となりました。本校の生徒は中高在学中に大学での学問、研究、ゼミなどの活動にさまざまな機会で直接触れることができ、そうした連携や実践を通して将来のビジョンを形成することができます。
新法人は大学院、大学、高校・中学校・専門学校・幼稚園の、多様な学校を運営する総合学園となり、神戸、三木、尼崎に学園のキャンパスが広がります。関西国際大学には国際コミュニケーション学部、保健医療学部、教育学部などを含め5学部があり、神戸山手大学の現代社会学部を合わせて6学部。学びの選択肢も大きく広がります。

三木キャンパス(大学本部)

尼崎キャンパス

神戸山手キャンパス

「使って学ぶ」英語学習

語り合い、討論し、「使える」英語力を養う。

英語学習は小学校の復習からはじめて、英語を暗唱する機会、話す機会、議論する機会と段階的にレベルを上げて学び、実力を伸ばします。また、ネイティブとの交流や海外研修など実践の機会も豊富に設けています。外国人講師を5名に増やし、マンツーマン指導の体制を充実させ、「使える」英語力をしっかり伸ばしていきます。ロータリークラブやAFSによる長期海外留学への道も開けています。