校長ブログ

スーパームーンの皆既月食

2021.05.27 学校生活
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 26日の夜、皆既月食が起こりました。月食は、太陽・地球・月がこの順に一直線に並び、月が地球の影に入ることで欠けて見える現象のこと。今年は2度、月食を見る機会があるようです。今回はその1度目であり、月が全て地球の影に入る現象を見て取れました。

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 (2021年5月24日22時09分撮影)     (2018年1月31日 21時59分撮影)

 皆既食中には、月が本影の中に完全に入り込みますが、月は真っ暗になって見えなくなるわけではなく、赤黒い色になります。月は1845分くらいから欠け始め、約25分で皆既食に。皆既食は20に終了すると予測されていた通りでした。その後、徐々に欠けた部分が小さくなり、月は明るさを取り戻し、約1時間30分後、白く丸い満月が南東の空に輝くようになりました。

 今回の満月は、1年で地球に最も近い満月であり、満月の瞬間の地心距離は約357000キロメートル、月の視直径は3325秒角とのこと。

 皆既食中の月はいつも同じ色ではありません。地球の周りには大気があり、太陽光がその中を通過する時、波長の短い青い光は空気の分子によって散乱され、大気をほとんど通過することができなくなります。一方、波長の長い赤い光は散乱されにくく、光は弱められながらも大気を通過することができます。これは、朝日や夕日が赤く見えるのと同じ理由です。また、大気がレンズのような役割を果たし、太陽光が屈折されて本影の内側に入り込みます。このかすかな赤い光が皆既食中の月面を照らし、月が赤黒く見えるのです。

 1年で満月が見られるのは10数回ですが、その中でも最も大きく見える満月は「スーパームーン」(天文学的な定義のない言葉ですが)と呼ばれています。今回の皆既月食は今年度最大なので、スーパームーンの皆既月食と言うことになります。今年2度目の満月は1219日ですが、最小の満月(の瞬間)であり、日本からは見えないそうです。

 月は、地球の周りを公転しています。月の軌道は円形ではなく楕円形をしているため、地球と月との距離は一定ではありません。また、月の軌道は太陽や地球などの重力を受けて変化するため、満月や新月のときの距離は毎回異なるのです。宇宙の面白さに誘ってくれる機会でした。