校長ブログ

英語科の取り組み

2021.07.06 カリキュラム・マネジメント
7月6日

「改革元年」にあたる今年から学院の教育ミッション、建学の精神に基づく中高のカリキュラム・マネジメントの下、各教科には年間の重点目標と到達目標を設定していただき、模試・考査分析会や授業満足度調査での振り返りと生徒へのフィードベック等のPDCAサイクルを回し、学校評価に"ひもづけ"ています。

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 英語科は、「授業の平準化」「4技能5領域での能力向上を目指し、高校のAE (Active English) におけるディベート導入・発展」「英語の中学入試科目化に向けた作問研究」を重点目標に掲げています。

 現状課題の対策として、各教員の授業をより均質化することで、"質"の保証を図り、「音読中心」の新たな授業モデルを策定、公開授業等を通じて、お互いの授業を見学しあい、他校の事例なども参照しつつ、スタッフのスキル・アップをめざすとのこと。

 具体的な取り組みとして、コミュニケーション英語にはAEの時間を設け、少人数制でネイティヴ・スピーカーの英語に触れる機会としている他、新学習指導要領の「話すこと(やりとり)」と「話すこと(発表)」という力をつけるために、昨年度より高校のAEに導入したディベートを来年度で完成させるべく進めておられます。

 毎日、学校を見回り、外から授業見学させていただくと、生徒たちの笑顔、笑い声が見えます。「生徒の顔を見れば、授業の完成度がわかる」のはどの学校でも同じ。「山手ルネサンス」は生徒や教職員たちによって実践させているのです。以下、各学年の取り組みを要約します。

中1:パターンプラクティス「できる・わかる」を実感することで、英語に対するモチベーションを維持しつつ、学習に取り組むことができるようにする。基本的な学習習慣を身につける。

中2:基礎文法を理解して、身近なことについて基本的な英文を作り、理解する能力を身につける。『速読英単語中学編』に取り組んで語彙を伸張し、特進コースについては『新中学問題集発展編』に取り組み、知識面の強化もはかる。

中3:中学で学習する基本的な文法事項を理解し、身近なことについて英語でやりとりできるようにする。『速読英単語入門編』に取り組み、英検3級に合格する。特進コースでは引き続き『新中学問題集』に取り組み、体系的に文法を理解し、高校での学習に備える。

高1:入試英語の基礎を確立する。基本的な英文を読み、聞き、そのアウトラインを理解することができる。選抜コースは『速読英単語入門編』をマスターし、半数以上の生徒が英検準2級に合格する。

高2:英文をその展開を予測しつつ読み、または聞き、必要な情報の読み取り・聞き取りができるようにする。特進コースでは『Engage』を用いて文法力を養い、読解力につなげる。S特進コースは『速読英単語必修編』をマスターし、半数以上の生徒が英検2級に合格する。

高3:英文を、可能な限り日本語を介在させずに聞き取り、読み取ることができるようにする。複数のパラグラフからなる英文を書くことができる。進学コースでは高校卒業後も英語の学習を続けていけるだけの知識・技能を身に着ける。特進コースでは『速読英単語必修編』と『速読英熟語』をマスターして語彙力・表現力を充実させると共に、英検をはじめとする各種検定でCEFR A1以上の合格を目指す。S特進コースでは毎週リスニングに取り組み、共通テストに備えるとともに、全員が英検2級に合格、うち5名以上が準1級に合格することをめざす。