校長ブログ

2学期を前にして

2021.08.31 カリキュラム・マネジメント
8月31

 明日9月1日から2学期が始まります。今回は、教師になってはじめて担任クラスをもった若い先生との対話からの1コマです。

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校長:もうすぐ2学期だけど、1学期を振り返って、クラス担任をはじめてもった感想を聞かせてくれる?

A先生: お声がけありがとうございます。毎日がアッという間に過ぎ去り、教師の仕事は校長先生がおっしゃるように「生徒に始まり、生徒に終わる」を実感しているところです。クラス指導、教科指導、すべて反省することばかり。念願の教師になることができ、いろいろな貴重な経験をさせていただいています。

校長:本当にご苦労様。先生が生徒に寄り添い、生徒とともに成長しようとしている姿は生徒だけでなく保護者にも伝わっていると思うよ。勿論、私たちにもね。

A先生: ありがとうございます。2学期に向けて、教師として取り組むべきことと校長先生の"元気とパワー"をいただきたく思います。

校長:まず、クラスの一人ひとりの生徒にどのような指導をしたのか、そして、生徒のための指導になっていたかどうかを振り返っていただくことが第一歩かな。生徒にはよかった点はどんな小さなことでも思いきり褒める、問題点があるならどこに原因があったかを明確にした上で、改善点を示して努力し続ける道筋をつけてあげることが大切だね。そして、結果を焦らず、じっくり待つこと。そうすると自ずと道は開けてくるよ。また、先生がめざしているものが生徒にとってハードルが高すぎるものになっていないかどうかも検証してみる必要があるね。

A先生: ありがとうございます。実践していきます。それと先生の"元気とパワー"はどこからくるのですか?

校長:"元気とパワー"ねぇ~。生徒や教職員と一緒に成長する機会を与えていただいてありがとう!という感謝の気持ちがすべてかな。それと教師も人間だから息抜きも必要だよ。私の場合、教員でない人と情報交換する時間を持つようにしているけどね。学校のことはほとんど話さないけど、異業種の方との交流は人間として幅をもたせてくれると思うんだ。生徒と真摯に向き合い、生徒のためにできることは一生懸命やるのが教師の仕事だからね。忙しいのは皆、同じだけど、学校と自宅の往復にならないように注意し、視野を広げることを心がけているよ。

A先生: 自分もメリハリをつけて頑張っていきます。