校長ブログ

3学期始業式

2022.01.08 学校生活
1月8日

 7日、3学期始業式を行いました。

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 本日から3学期が始まります。3学期は学年末、1年間を総括する時期であるのと同時に、次年度に向けての準備期間となります。その意味で、学院の教育ミッションである3C、コミュニケーション、コンシダレーション、コミットメントの下、建学の精神である「自学自習、情操陶冶」が達成できたかどうかを振り返り、次年度のさらなる成長につながなければなりません。

 3学期は1年の総括として、中学の大テーマは「リアルな社会的問題の解決に向けて、必要とされる学びを深めながら本質を捉え、既成概念に捉われない着眼点を伸ばし、個別最適化学習(アダプティブ・ラーニング)の基盤をつくる。」、高校は「自分の可能性を認識するとともに、他者を尊重し、協働しながら社会的変化を乗り越え、持続可能な社会の創り手となると同時に、各自が夢の実現に向けて、高い志を持ち、教育ミッション、建学の精神を具現化する。」とします。

 その上で中学1~2年の小テーマは「年間の振り返りと次年度のPDCA」とし、中3は「中学での学校生活振り返りと高1でのPDCA」とします。高1は、「① 進路目標を設定し、それぞれの進路実現に向けての生活習慣・学習習慣の改善を図る。また、大いなる目標に対し現実の自分を導く課程の中で、自己実現に向けての土台を築く。②PDCAサイクルによる、年間の振り返りと次年度に向けての目標設定を行い、高校2年次での中だるみを早期に防ぐ。③ 校則の遵守・集団の中で責任ある言動を心がけさせながら、自身の役割を自覚し、他者と協働できる生徒を育てる。」高2は「① 1年間の学習活動をリフレクションシート、ポートフォリオを活用して振り返り、次年度の学習計画を立案させる。② PDCAサイクルを強化するために自ら考え行動でき、何事にも自律的に取り組めるようにさせる。」高3は「① 最後まで受験に対して前向きに取り組ませる。そのために、常に情報を開示しながら志望校について保護者と共に考え、受験に向かう強い意志を育む。② クラス・学年が最後まで取り組む雰囲気を学年全体で作っていく。そのために、進路が決定した生徒にも、目標を持たせる意味で各検定に積極的にチャレンジさせる。きめ細かい面談などを通じて、全員の進路満足度100%を目指していく。」としています。各学年とも12学期の小テーマの積み残し解消に向けての取り組みも継続してください。

 2学期終業式のおさらいもしておきましょう。高1は、学習到達度に差がつく時期ですが、到達度が上がらない生徒は、自学自習が定着しておらず、到達度が上がった生徒は、メタ認知を活用し、PDCAサイクルがしっかり回せているという特性が見られることでした。

 冬休み中、定期考査と模試を解き直すことはできましたか?できなかった人は今から始めましょう。3学期は、大学入学共通テスト対策として、すべての授業を大切にして、教科横断的に物事を考えられる力をつけること。そして、実社会では様々な分野の人たちが相互補完しながら仕事を進める産学連携が推奨されていることから、自ら問いを立て、探究し続ける真摯な姿勢をもち、世界を新しい視点で見つめ、解決に向けて行動する指針を立てることを是非、実行してほしいと思います。

 高2は冬休み中、重点的に勉強する教科は何で、どのような取り組みをすればよいかを明確にすること。例えば、次回の模試では3教科総合A判定まであと20点、英語はあと10点、そのためには速読力が必要といった具体的目標を立てることの大切さを申し上げました。    

 また、大学進学に向けて、3学期以降の学習計画と自学自習を継続すること。現状に甘んじることなく、未来の"あるべき姿"をイメージしつつ、一人ひとりのポテンシャルを最大限に引き出す努力をお願いしました。2022年度はいよいよ3年生、各自の夢の実現に向かって飛躍してください。

 大学入試センター試験から大学入学共通テストに変わりましたが、入試の形式がいかに変わろうとも、高校の教科書を中心とした基礎・基本を重視した試験になることは明白です。強調しておきたいことは、日々の勉強を着実にこなすこと、入試対策としては、5教科が定期的に行う確認テストや定期考査を大切にすること。そして、「Qubena」や「スタディサプリ」などのEdTech教材を活用し、効率のよい個別最適化学習に努めることです。同時に、「アドバンスト講習」では予備校講師の力を借りて、国公立2次や私大への受験対策を万全にしておくことが肝要です。そのためにも高3の夏までに高校全範囲の学習を終わらせ、夏期休暇からは志望大学の過去問に取り組めるようなPDCAを回してください。

 高3はいよいよ大学入試直前となりました。受験生の安全志向が強くなっています。激動し、変容する社会の中で、今、求められているのは学び続ける力。大切なのはどの大学で何を学び、どのように社会貢献できるスキルを身につけるかということです。

 日本には約800もの大学があり、「大学全入時代」を迎えていますから選ばなければどこかの大学に入学することはできます。しかし、入学後、自分がやりたいこととは違うと後悔して、再び大学受験をする過年度生が増えているのもまた事実。学部・学科は名前だけでなく、自分が学びたいと思う分野があるかどうかを優先し、"行ける"大学ではなく、"行きたい" 大学を選んでほしいと思います。第1志望にこだわって挑戦し続けることで、第2、3志望にも合格する可能性が高くなるのです。毎年、"中堅" と言われる大学に不合格でも難関大に合格する生徒がいますが、これは奇跡などではなく、最後まで頑張り続けることで良い結果が生まれたのです。

 入試直前で大きく伸びる生徒は、自分自身で積み残しや弱点がわかっており、模試や過去問を解き直し、振り返りをするだけでなく、解答・解説をしっかり読み込んでください。そして、類題演習を入試直前まで徹底的に繰り返すことによって、積み残しや弱点が補完してください。最後まで諦めずに頑張ってください。指定校等で進路が内定している生徒は、大学入学後の自分を想定して、夢実現に向けて努力を続けてください。

 人生100年時代、大学入学は実社会への扉とも言えます。高校時代に受験勉強に充てた時間は人生の中では一瞬にすぎませんが、かけがえのないものになるはずです。受験とは、生きる目的は何かということに向かい合い、夢や志を育む絶好の機会。"なりたい自分" になるために頑張り続けた経験は、これから始まる本物の研究のスタート・ライン、そして、将来、自分が活躍できる舞台につながるのです。

 体調管理は最重要事項。感染症対策をしっかり行ってください。受験シーズンは1 月から3月までの長丁場ですから規則正しい生活を送り、体調管理を心がけてください。健闘を祈ります。