校長ブログ

読解力

2022.02.11 トレンド情報
2月11日

 PISA調査(2018)で読解力のスコアが低下したことに伴い、読解力の定義説明や分析がなされています。(中央教育審議会 初等中等教育分科会)  

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 読解力は「自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発達させ、社会に参加するために、テキストを理解し、利用し、評価し、熟考し、これに取り組むこと」と定義されています。測定する能力として、テキスト中の情報アクセスと取り出し、関連するテキスト探索と選び出し、字句の意味理解、統合と推論創出、質と信ぴょう性評価、内容と形式についての熟考、矛盾対処等が求められています。

 スコア低下は、コンピューター上での読解に対する不慣れや問題テキストの種類・翻訳の影響等が複合的に影響したことが指摘され、信ぴょう性評価と矛盾対処の正答率が低いこと、根拠を示して自分の考えを説明する自由記述に課題があることが挙げられています。また、日本では学校外での平日のインターネットの利用時間が4時間を超えるとどの分野も平均得点が低下すること、OECD全体の傾向として、読書頻度が減少傾向にあり、フィクション、ノンフィクション、新聞を読む生徒の読解力が高いこと、成績上位の国は読解力向上に向けて、国語だけでなく、全教科で取り組み、探求型の学習を重視していることなども紹介されています。

 今後の対策として、社会で起こっていることに対して敏感になるだけでなく、ネット社会で世界標準の読解力をつけるためには、様々なテキストに向かう姿勢、クリティカルな読み方、根拠を用いての自己表現、特定のテーマについてのインターネット検索、家庭での読書活動の増加が必要とされます。

 本校でも国語科が中心になって、全校体制での朝読、ビブリオバトルを推進するだけでなく、読書講演会の実施、電子図書館化、高大連携の一環としての「図書館ツアー」などを実践して参ります。