校長ブログ

本校の探究学習

2022.06.18 教科研究
6月18日

 中学の探究学習は、起業体験推進事業「児童生徒のキャリア発達を促す企業体験活動 実践事例集」(文科省)を参考に、3学年が合同で、あるいは到達度に応じて、柔軟な進め方をしています。

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 1学期は、オリエンテーションから始まり、市場調査と課題の設定、商品やサービスの立案、事業計画の立案を行い、2学期に事業計画を発表します。また、JTBの「未来探究ゼミナール」を活用して、沖縄研修旅行における課題設定、情報収集を行い、フィールドワークにつなげます。3学期は、整理・分析し、パネルディスカッション用プレゼンテーション用ポスターを作成し、発表という手順です。

 年間到達目標として、探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を通じて課題解決におけるスキル習得を掲げています。同時に、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成するだけでなく、高校の考え方に近い発展的な活動まで高めることをねらいとしています。中高共に評価はルーブリックの「主体性・協働性」を重視して行うとのこと。成果が楽しみな取り組みとなっています。

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 一方、高1は、1学期はスタディーサプリ探究講座を活用し、Ring(リクルート)を使い、グループで商品開発を試みます。2学期は、顧客情報の収集・分析に基づき、仮説を設定し、中間発表、ブラッシュ・アップした後、クラス発表を経て学年発表につなぎます。(文化祭でも発表します)3学期には、「ひょうごビジョン2050」を題材に、県のめざす姿を考え、グループで課題研究を行い、県企画部計画課に提案させていただく予定です。学習履歴に資するために、様々なコンテストにもチャレンジします。高2は一歩進めて探究計画書を作成した上で、探究論文を仕上げ、クラス、学年、高校全体で発表し、全国大会等、様々なイベントに挑戦すること。楽しみにしておきましょう。