校長ブログ

2学期の行事を控えて

2022.09.12 学校生活
9月12

 10日、高3は希望者を対象に、大学入学共通テスト模試を実施しました。入試当日から"逆算"した取り組みが始まっています。

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 他の学年は平常授業を行っております。2学期は文化祭、体育大会、ハロウィンフェスティバル等、様々な行事が予定されています。タイト・スケジュールのときこそ、自己調整をしっかりしてPDCAサイクルを定着させてくれることを期待しています。  

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 同日、秋の教育実習に向けてのオリエンテーションも実施しました。昨年から年2回の実施とし、教職課程を履修し、将来、教員への道を考えている本校の卒業生については可能な限り、受け入れるようにしています。

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 コロナ禍の中、海外の大学の対応を回顧すると、アメリカでは、マサチューセッツ工科大学(MIT)が健康状態のチェックとマスク着用を義務づけるだけでなく、学生のルームシェアを一時休止。結果、少人数の対面授業とオンライン講義を併用するハイブリッド型にシフトしています。イギリスのケンブリッジ大学は、個別指導や少人数ゼミは対面で行うものの、人数が多い講義はすべてオンライン。ソーシャル・ディスタンスに配慮し、400名を収容できる講堂を少人数ミーティングとして活用しています。

 フランスのPSL研究大学では講義を録画すると、何度も使える便利な教材となる一方、指導内容やノウハウが拡散されてしまうという危惧からネット配信には反対の声もあり、少人数の授業は対面式、オンライン講義は生中継となっています。ドイツのベルリン自由大学は、対面式は人数制限を設け、授業数を増やしています。試験はオンラインですが、ネット閲覧を制限する「試験監督ソフト」を導入。香港大学は、校舎に体温測定機を配置、隔離が必要な学生向けにホテルをブロック予約するといった施策で対応し、オーストリアのシドニー大学では、キャンバス内は毎日の清掃を徹底、人と1.5mの距離を保っています。

 レントゲンやアインシュタイン等、ノーベル賞受賞者を多数輩出しているスイス連邦工科大チューリヒ校は、マスク着用、シフト性の利用を行いつつ、授業において2人以上が在室する場合は1時間ごとに510分の換気、扉の取っ手や照明スイッチなどは13回消毒を徹底するなどの感染防止策を取られました。世界ランキングで常にアジア首位を競っているシンガポール国立大学は、感染者が出ても学内でのウイルス拡散を防ぐために、敷地を5つのブロックに分け、学生やスタッフにブロックをまたいで移動しないように促しています。