校長ブログ

プレミアム説明会

2022.10.27 入試情報
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 26日、2回目のプレミアム説明会を実施しました。今回は中学生の保護者を対象に新コースとなる「グローバル選抜探究コース」に焦点をしぼっています。

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 一般に、ダイバーシティーをイノベーションのために進める探究型の働き方革命を主流とする欧米のグローバル企業と比べて、これまで日本ではオペレーション効率を重視、どちらというとキャッチアップ型で現場の効率改善を重視してきました。結果、新しい人とのつながりが乏しく、知の探究が足りないと言われています。

 今や、ボーダーレスの時代、多様な価値観や異なる文化をもつ人々と相互理解を通じた問題解決、価値創造が求められる時代。400年前に始まった近代科学は、産業革命を経て人類の幸福の実現に貢献してきました。しかし、人類が長く穏やかに自然と共生しながら築いてきた心の豊かさを侵食し、地球や社会の持続可能性さえ、もはや自明視できない大転換期を迎えています。人口減少と高齢化は経済の停滞を運命づけるものではありません。むしろ、人口減少や高齢化が経済を活性化する可能性すらあるのです。その中で要求される力として、主体性と柔軟性、リーダーシップに加えて、論理的思考力、創造的思考力、プレゼンテーション力、異文化理解、語学力、日本及び世界に関する知識などが挙げられます。その意味で若者には次のトレンドは何かを読み解く力をつけてほしいものです。

 教育現場では、知識集約型経済を見据え、高度な国際共同研究の基盤づくりが標榜されています。日本を含む世界の発展に研究と人材育成の両面で貢献するための改革を進め、国際的なプレゼンスを高め、世界レベルで日本の社会科学の発展を先導する役割を果たす教育実践が不可欠。本校では個別最適化された学びと協働的な学びを組み合わせることによって、英語をコミュニケーション・ツールとして学び、グローバル化、DX化に対応する探究力をつけ、それぞれの夢を実現すべく、時代の要請に対応する教育を実践して参ります。