校長ブログ

将来の夢・職業

2023.03.23 トレンド情報
3月23

 ベネッセコーポレーションが行った「Study Cast」での「中高生の将来の夢や職業に関するアンケート調査」(対象:中高生1,738人、時期:2022.11.3012.5)によれば、将来なりたい職業は教師・教員・大学教授がトップ、続いて、男子は公務員、女子は看護師に人気が集まっています。ちなみに、StudyCastとは、やる気がでない子供たちのモチベーションを喚起する自習室×学習記録アプリであり、累計ダウンロード数は58万を超えています。

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 興味・関心の対象として、男子は教育、鉄道・航空・運輸・物流、電子・電気機器、女子は医療・福祉、教育、繊維・化学・薬品・化粧品を挙げています。また、職業選択の基準としては、男女共に「働きがい・やりがい」「自分のやりたいこと」「給料・待遇」となっています。

 コロナ禍でキャリアが多様化する中、中高生の仕事に対する価値観も変容しているようです。これまでなら、Youtuberやゲームクリエイターなどが上位に名を連ねていましたが、教育・医療・インフラ関係の仕事に人気がシフトしています。背景には、子供たちが身近にいる教育関係者や、報道等を通じて、医療スタッフの活躍を目の当たりにすることが増加し、感じるところがあったからだと考えられています。

 同時に、人生の中で大切にしたいこととして、経済の停滞に伴い、男女共に、待遇面だけでなく、人生の中で趣味を楽しみ、自分の仕事に自己肯定感をもてること、つまり、恋愛や結婚などのプライベートと好きな仕事を両立させ、バランスを取りたいという考えがあることが浮き彫りになっています。

 本校の指導方針は、「進路満足度100%」です。大学等に合格することを最終目的とするのではなく、上級学校はグローバル社会で活躍するためのスキルを磨く場とみなし、中高大を通じて「何ができるようになるか」を重視した教育を実践して参ります。