校長ブログ

二輪車

2023.12.09 トレンド情報
12月9日

 二輪車人気が高まっています。免許取り立ての初心者ライダーだけでなく、中高年のリターンライダーも増加し、安全運転講習会は定員を上回るとのこと。小型二輪車の国内出荷台数は7万台を超え、24年ぶりの高水準だそうです。

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 ヤマハ発動機は、安全講習会「大人のバイクレッスン」を全国で実施。初心者を対象にし、曲がる、止まるといった基本的な運転技術を高めるといった内容です。15人の定員に対し、平均倍率は約10倍となっているとのこと。講習会は、バイクの楽しみを知ってもらう機会になっているのです。

 小型二輪車の国内の出荷台数は、2022年は前年比2割増の約71,000台に達し、24年ぶりの高水準。そこで、二輪車メーカーは、乗る機会を継続的に提供するだけでなく、運転技術の向上に取り組み、二輪車での交通事故の死者ゼロをめざして安全運転講習会を実施。そこには仲間を作りやすい環境にすることで、長くバイクに乗ってもらうにするという思惑もあります。例えば、ホンダの安全講習会では、倍率がほぼ7倍。スズキも30歳以下の初心者を対象にした安全運転講習会「スズキセイフティスクール」を開催しています。   

 背景にあるのは、コロナ禍での人混みを避けて移動したいという需要やアウトドア人気。リターンライダーや初心者ライダーの二輪車購入も増えているそうです。昨年の普通二輪免許の取得数は2016年と比べると、25%増加しています。バイク人気が高まる中、運転技術に不安を感じる方は多く、二輪車メーカーの講習会への参加希望者は増加し続けています。

 講習会の楽しみは技能の向上だけでなく、講習で知り合った仲間とツーリング仲間ができることもあります。バイクに乗らなくなる理由として、一緒に乗る仲間がいないことを挙げる人も多いようです。なにかのきっかけで趣味が共通する友達を作り、ネットワークを広げていく好例です。