校長ブログ

インドネシアとの文化交流②

2023.12.28 グローバル教育
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 中高Gコースが経産省の『先端的教育ソフトウェア導入実証事業補助金』を活用して、インドネシア、トルコの中高生と英語によるオンライン探究交流を行いました。高1の振り返り(校長ブログ2023.12.12)は紹介しましたが、今回は中1の振り返りです。生徒たちは確実に成長しているというのが先生方の声です。

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 中1Gコースは、インドネシアの生徒15名との交流。3つのグループに分かれての活動でしたが、形式は、自己紹介後、双方でプレゼンテーションを行い、インタビュー、全体で感想の共有というものでした。

 1つ目のグループのテーマは、本校が「東大寺の大仏、奈良公園やお土産」、先方がパダンという地域の観光地の「マリンクンダン遺跡、インドネシアの寺院やおすすめの食べ物」について。2つ目は本校が「兵庫県の気候、食文化、観光スポット(神戸、姫路)」、先方が伝統的な武道としての「プンチャクシラットやパダンという地域の観光地、おすすめの食べ物、挨拶の時の慣習」、3つ目は「和歌山県の観光スポット(ポルトヨーロッパ・和歌山マリーナシティ)」、先方は伝統的なダンスである「パサラハムダンス」」についてでした。

 担任のY先生からは、次のようなコメントをいただいています。

 中学に入学して、1学期の「探究活動」では中学生全体の中で縦割りでの活動を行っていました。その時は初めてのことで先輩たちにリードしてもらいながら各生徒がクラスの枠を超えて活動しました。

 一方で、今回の「オンライン国際交流」では1学期の経験も活かしながら、一から自分たちで話し合い、発表内容、スライド、原稿を作成しました。生徒たちは協働することの楽しさ、充実感、達成感が得られたようです。

 準備の段階では、生徒が初めて学ぶ英語の表現や発音が難しい単語などもありましたが、英語でのプレゼンに向けて何度も練習し、実際に海外に発信できたことで、改めて自国への誇りを持つことができ、非常に有意義な機会となりました。

 海外生のプレゼンを受けて、多文化理解をする機会となりましたが、スタッフの方の日本語によるサポートを受ける場面が多かったのも事実です。今回の交流を通して、生徒たちは「(サポートを受けることなく) 次はもっと話せるようになりたい」と、英語を使うことに対してポジティブ気持ちが高まりました。モチベーションを維持できるよう、英語を使って自分の考えを発信できる機会を増やしていきたいと思います。