校長ブログ

言語学習のツール

2024.01.11 教科研究
1月11日 

 生成AIの言語処理能力の劇的な進歩により、ナチュラルな会話が可能になり、言語学習のあり方が変わろうとしています。米国発のAIアプリであるデュオリンゴやスピークなどは、間違えても恥ずかしくないというニーズをつかんでいるとか...。外国語を学ぶに際して、一石を投じるかもしれません。

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 受け答えが自然であるスピークを使った人は、友達とうちとけて話しているような感じをもつとのこと。英会話教室でもなかなか上達せず、英語コミュニケーションの難しさを感じた世代から見れば隔世の感があります。便利だと思われるのが、より適切な言い回しを即座に表示してくれる機能。対面ですぐに返答できないと相手を待たせてしまい、それが返ってストレスになってしまっていた頃に比べれば、格段の進歩と言えます。

 このアプリを開発したスピークイージーラボス(米)はオープンAIから資金調達し、日本でも提供を開始しています。スピークは毎日集まる1万分相当の音声データを活用して英語を聞き取れるように、生成AIの精度を高める取り組みを続けているそうです。料金は月額1,800~6,800円であり、対面式レッスンより安く、ダウンロード数は500万件を超えています。

 月間の利用者が7,400万人を超えるデュオリンゴ(米)は、GPT-4が動作し、会話に加えて文法や発音などの解説もこなす「デュオリンゴマックス」を日本でも提供開始しています。月額約4,500円。クイズ形式の教材を開発してきたデュオリンゴは、アプリを使い続ける人と中断する人の傾向を分析して難易度を最適化、蓄積したデータをGPT-4の訓練にも活用し、飽きのこないやりとりを実現しつつあるようです。

 コロナ禍で対面中心の語学ビジネスが停滞していたのは事実ですが、矢野経済研究所は、オンライン言語学習サービスの市場規模が拡大している要因として、海外へビジネスや観光の需要が回復し、英会話のニーズも復活すると予測しています。生成AIを使った新たな言語学習が脚光を浴びているのです。