校長ブログ

面談週間

2025.06.06 学校生活

6月6日

 5日から面談週間が始まりました。担任によるコーチングとも言えるものです。

DSC09366.JPG  DSC09368.JPG

DSC09398.JPG  DSC09380.JPG

DSC09409.JPG  DSC09457.JPG

DSC09467.JPG

 面談週間は、生徒が担任の先生と日々の学びや生活などについてじっくり話し合い、成長に向けて、さらなる取り組みを進めるきっかけづくりとなります。その意味で、生徒一人ひとりの努力を第三者の目線で確認し、新たなるステップへとつなげる大切な節目となっているとも言えます。

 面談では、教科の学びや成績はもちろんのこと、学校生活での様子や将来への展望など、幅広いテーマについて話し合われます。教員にとっては、生徒の心の声に耳を傾けられる貴重な機会でもあります。

 生徒は自身が面談に参加することで、個々の学びを客観的に振り返り、内省を深めることができます。本校では、生徒のメタ認知(自分自身の学びや行動を意識的に捉える力)の育成を重視しており、面談はその実践の一環でもあります。自分の目標に対して現在どこにいるのか、どのような努力ができているのかを言語化することで、自信と今後の課題の両方が見えてくるのです。

 グローバルな視点を大切にしている本校では、生徒一人ひとりが多様な背景や価値観を持つ中で学びを深めています。それぞれが異なる個性や目標を持ち、それぞれのペースで成長していきます。進路の悩みも、学習のつまずきも、人間関係の不安も、その内容は十人十色。だからこそ、面談は画一的な対応ではなく、丁寧に耳を傾ける姿勢が求められます。本校の教員は、生徒一人ひとりの歩みに寄り添い、最適な学びを探りながら対話を重ねています。その姿勢こそが、本校の教育の核なのです。

 面談の時期に感じるのは生徒が日々、確実に成長しているということ。学業成績という一面だけでなく、人間としての成熟や、他者との関わりの中で見せる優しさや責任感など、あらゆる面において、着実に変化しています。そして、生徒たち自身がやればできたと実感できることこそが、次のチャレンジへの原動力になるのです。

 学校は学びの場であると同時に、安心して自分を表現できる「居場所」として、全力で生徒たちを支えて参ります。保護者の皆様と力を合わせながら、生徒たちのポテンシャルをともに育んでいけることを、心から嬉しく思います。