校長ブログ
教員の資質向上①
2025.06.13
カリキュラム・マネジメント
6月13日
「校塾連携」の土台を構築されたM先生から教員の能力開発についてインタビューを受けましたのでその一部をお届けします。
M氏:本日は「教員の能力開発」というテーマで、平井校長にお話を伺っていきたいと思います。早速ですが、まず最近の取り組みについて教えてください。
校長:はい。今年は数学科のS先生が、日本私学教育研究所の令和7年度委託研究に採択されました。4年連続の採択になります。これまでの3年間も、それぞれ情報、数学、理科の分野でテーマを設定し、学力向上に根ざした研究に取り組んできました。
M氏:4年連続とは素晴らしいですね。学力向上と教員の資質向上を重視されている学校の姿勢が伝わってきます。どのような取り組みだったのか、少し具体的に教えていただけますか?
校長:1年目は情報科のT先生が、ICT活用を通じて『3D物作りコンテンツの制作と情報発信による理系女子増加の可能性』というテーマに取り組み、生徒たちは、情報を自ら収集・分析し、課題解決につなげる力にアプローチしました。2年目は数学科のK先生が『中学校高等学校の数学における「アウトプット学習」による思考力向上の開発と実践』に挑みました。計算演習だけでなく、「なぜそうなるのか」を説明する力を養う指導に取り組みました。3年目は理科のK先生が『サボニウス型風車を用いたエネルギー環境教育の授業実践』に取り組み、SDGsに直結するエネルギー問題について主体的に考える力を育てました。
M氏:すべての研究が、単なる理論ではなく、生徒たちの実際の成長に結びついているのですね。
校長:おっしゃる通りです。教員の取り組みは、最終的には生徒の成長に還元されるべきです。その意識を常に持ちながら、進めています。(続く)
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