校長ブログ

1学期終業式

2025.07.25 学校生活

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 24日、1学期終業式を行いました。4月の始業式の日に、生徒たちの目の奥にあった「期待」と「不安」が、3か月という時間の中で明らかに変化しています。印象的だったのが登校風景。ある生徒が、友達と笑い合いながら「最初は緊張してたけど、学校が楽しい」と話しているのが耳に入りました。こういう瞬間に、本校が生徒にとっての居場所になりつつあることを実感します。

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 さて、1学期は「挑戦」と「協働」の連続でした。新校名「神戸山手グローバル中高」のもと、英語イマージョンはじめ、ネイティブによる単独授業や探究など、様々な活動に取り組み、授業風景にも変容が見られました。

 タブレット端末を活用した双方向型の学びでは、自分の考えを即座に共有し、友達の意見と比較しながら学びを深める様子が日常的に見られます。先生方の創意工夫と、生徒たちの柔軟な対応力が合わさって、これまでにない「対話する授業」が生まれていると感じています。

 クラブ活動や行事でも生徒たちはそれぞれの場所で「自分らしさ」を表現してくれています。クラブ活動の加入率96%がその最たる例。ある生徒が「観てくれる人がいるから、私たちもがんばれる」と話していたのが印象的でした。人と人とのつながりが、学びや表現を豊かにしているのです。

 勿論、すべてが順調だったわけではありません。うまくいかなかったこと、悩んだこともあったでしょう。しかし、それらを避けるのではなく、どうすれば乗り越えられるかをクラスメイトとともに考え抜く、そのプロセスこそが、次の成長への糧になります。1学期は、まさにそのような学びの土台づくりの時期なのです。

 これなら夏休みが始まります。この時間をどう使うかは、一人ひとりに委ねられています。リフレッシュ、読書、ボランティアや海外交流、時間の使い方は様々です。ひとつだけ言えるのは、「目的を持つこと」が大切だということ。私も含め、教職員自身も、常に学び続ける存在でありたいと考えています。どうかくれぐれも健康に留意し、有意義な夏休みを過ごしてください。さらに、成長されることを期待しています。