校長ブログ
2学期終業式
2025.12.24
学校生活
12月24日
23日、2学期終業式を行いました。
創立101年目の新たなスタートを切った今年度、本校はグローバル化・共学化の歩みをさらに進める中で、生徒そして教職員が一体となり、近年で最も素晴らしい成果をあげることができました。振り返ると、春の甲子園での「今ありて」の合唱から始まり、多くの教育活動を通じて、まさに「学びの広がり」と「つながりの深まり」を実感する一年でした。
中1は自然教室で仲間と共に過ごす喜びを学び、中3は沖縄で平和と多文化の大切さを感じました。高2はフィリピン・セブ島での研修を通して、国際協働の現場にふれ、自らの視野を世界へと広げました。
また、文楽鑑賞や大阪・関西万博の関連行事、文化祭、体育大会、夏の勉強合宿など、学年や分野を超えた活動が展開されました。
特に、文科省の『EDU-Portニッポン応援プロジェクト』に参加し、「DXハイスクール」としてインドやフィリピンとの英語プログラミング交流を行ったことは、本校の特色を大きく示す取り組みでした。さらに、『高度外国人材子弟の教育環境整備に係る調査研究事業』でもインタビューやサマープログラムに参加し、本校が国の教育政策にも積極的に貢献していることを示しました。
英語フェスタや英語シンポジウムも大きな成果を上げました。英語科を中心に、情報科・数学科・理科・家庭科・音楽科が連携し、イマージョン教育を展開することで、まさに教科横断的なグローバル探究が実現しました。


国語科では、ビブリオバトルや「サマライズタイム」(文科省・読書活動推進事業)に取り組み、地域に開かれた学校づくりとして「シェア図書館」を実施しました。言葉の力と表現の力を育む活動が実を結び始めています。
クラブ活動では、陸上、吹奏楽、卓球、スポーツクライミング、そしてeスポーツ併設のデータサイエンス部、マンドリンギター部が全国大会に出場し、6クラブ同時出場という快挙を達成しました。また、新設の英語演劇部が文化祭で披露した英語劇も大きな反響を呼びました。広報部は、「きてみてヤマテ体験講座」や「ハロウィンフェスティバル」「英語フェスタ」「オープンスクール」などで、学校の魅力と仲間の活躍を発信し、地域と世界をつなぐ役割を果たしてくれました。
恒例のシンポジウムでは、有識者を迎え、英語教育をテーマとした活発なパネルディスカッションが行われました。先生方の研究活動も充実しており、日本私学教育研究所の委託研究に4年連続で採択されるなど、若手・中堅教員を中心に教育の質を高める努力が続いています。
今回は一部を紹介させていただきましたが、このように、学び、活動し、挑戦する姿が校内のあらゆる場面で輝いた年と言えます。生徒一人ひとりの努力が、本校の新しい時代を創造しています。冬休みには、この一年を振り返り、成長した自分を見つめる時間にしていただき、そして、新しい年も「挑戦する学び」「つながる学び」を大切に、一歩先を見据えて進んでいただきたく思います。さらなる成長を心から期待しています。