校長ブログ

英語教育を考える㊹ー英語4技能のバランス

2026.02.14 教科研究

2月14日

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生徒:英語って、4技能を全部やらないと話せるようにならないんですよね?

校長:そうだね。4技能は別々のものじゃなくて、相互に影響し合う統合的な言語能力をつくるんだよ。まさに、学習指導要領の「4技能5領域」の統合的な育成だね。

生徒:Listeningだけ頑張ってもダメってことですか?

校長:Listeningは大事だけど、それだけでは言語の循環が起きないんだよ。インプットだけでは、実際のコミュニケーションで使う力には結びつきにくいんだ。

生徒:言語の循環...ですか?

校長:そう。Listening → Reading → Speaking → Writing を循環させることだね。様々な研究でも、技能を統合して回すことで運用能力が高まると言われているよ。

生徒:なるほど...じゃあ、Readingも重要なんですね。

校長:もちろんだよ。Readingをすると、語彙や文構造のインプットが一気に増えるだろう。語彙知識はスピーキング力にもWriting力にも直接関係するんだ。つまり、読む力を伸ばすことは発信の土台づくりにもなるんだよ。

生徒:Speakingは、やっぱり一番難しいです。

校長:誰でもそうだよ。でもね、話すことにも段階があるんだ。模倣 → 反復 → 代入 → 即興みたいにね。いきなり即興で話せるわけじゃないんだよ。まずは短い定型表現をたくさん使ってみるところから始めればいいんだ。

生徒:なるほど...スポーツの基礎練習みたいですね。

校長:本当にそう。英語は"口の筋トレ"のようなものと言う人もいるくらいだからね。毎日少しずつ話せば、話すスピードも滑らかさも自然に上がっていくよ。

生徒:Writingってどうして必要なんですか? 話す力とは違う気がして...

校長:よい疑問だね。Writingはね、実は思考を整理する最も効果的な活動なんだよ。書くことで、語彙・文法・構成を意識的に選ぶことになるだろう。 そのプロセスが、言語知識を長期記憶に定着させるんだ。

生徒:書くことで、話す力も伸びるんですね?

校長:Writingで整理された表現は、Speakingでの表現ストックになるんだ。色々な研究でWritingとSpeakingは互いに補完し合う関係だと示されているよ。

生徒:4技能って全部つながってるんですね...

校長:だから4技能の統合的活用だよ。英語を使う場面では、Listeningだけ、Readingだけ、という状況はないからね。

生徒:確かに、会話してると、聞いて、考えて、話して...全部使いますね。

校長:その通りだよ。だから授業でも、タスクベースの活動を取り入れているんだ。目的のあるコミュニケーション課題をすると、4技能が自然に統合されるんだよ。

生徒:タスク...例えば、問題解決の話し合いとか、プレゼンとかですか?

校長:そうだね。情報を集めて、読み取って、聞いて、話して、最後にまとめる。まさに言語の循環が起きる活動だよ。本校でも、英語イマージョンの授業の中でこの循環がよく起きているよね?

生徒:確かに、自然と全部の技能を使ってました...

校長:英語は必要な場面があると、4技能を無理なく結びつけられるんだ。学習効率もぐっと上がるよ。

生徒:今日の話を聞いて、勉強の仕方が少し見えました。循環させることと、技能を分けて考えないことですね。

校長:その理解でいいよ。一日10分でもいいから、Listening・Reading・Speaking・Writing を回していくと、必ず力が育っていくんだ。バランスよく、継続的に、統合的にだね。

生徒:明日からやってみます! なんだか、英語が前より楽しめそうです。

校長:それはよいね。楽しむことも大事な力だよ。焦らずに続けていけば、必ずコミュニケーション力は伸びるからね。応援しているよ。