校長ブログ

マンドリン・ギター部の定期演奏会

2026.04.30 クラブ・生徒・教職員紹介

 この記事は音声でも、お聴きいただけます。

4月30

 春のやわらかな光が差し込む講堂に、澄んだトレモロの音色が広がりました。29日はマンドリン・ギター部の定期演奏会。今年もまた、生徒たちの真摯な歩みが、一つのかたちとなって結実する時間となりました。

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 教育の本質は教室の中だけにあるのではありません。日々のクラブ活動もまた、学びの重要なフィールドです。音を合わせるという行為は、単なる技術の習得ではなく、他者の声に耳を澄ませる営みそのものです。自らのパートを確かに奏でながら、全体の響きの中で最適解を探る。その姿は、まさに協働的な学びの縮図でした。

 今年も難度の高い楽曲にも果敢に向き合い、幾度となく試行錯誤を重ねてきたことが、音の厚みと安定感に表れていました。集中力、曲間の静寂を大切にする姿勢、そして何よりも仲間を信頼するまなざし。そこには、技術を超えた成熟が感じられました。

 私は常々、生徒に成果は、プロセスの質に比例すると伝えています。今回の演奏会は、まさにその実証でした。日々の地道な練習、互いに率直なフィードバックを交わす勇気、そして困難に直面しても歩みを止めない粘り強さ。それらが積み重なり、舞台上の一音一音に説得力を与えていました。

 保護者の皆様、地域の皆様におかれましては、温かいご支援とご声援を賜り、心より感謝申し上げます。学校は、生徒・教職員・保護者・地域が協働する学習共同体です。演奏会は、その連携の中で育まれた成果でもあります。

 音楽は、言語を超えて人をつなぎます。本校が掲げるグローバル教育の理念もまた、多様な他者と響き合う力の育成にあります。マンドリンギター部の挑戦は、単なる行事ではなく、生徒一人ひとりの未来への布石です。今日の拍手を胸に、彼女らは次のステージへと歩みを進めていくでしょう。私たちもまた、その成長に伴走し続けたいと思います。