校長ブログ
グローバル化に対応するカリキュラム・マネジメント
2026.04.15
カリキュラム・マネジメント
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4月15日
本校で実践しているカリキュラム・マネジメントは、特定の学校や個人の資質に依存するものではなく、原理とプロセスを適切に共有することで、十分に再現可能な実践であると考えています。その中核にあるのは、目標の明確化、評価の可視化、そして教職員の協働による継続的改善のサイクルです。
まず重要なのは、育成すべき資質・能力を具体的な言語で定義し、それを教育活動全体に接続すること。例えば、英語教育なら「使える英語力」を軸に据え、4技能を統合的に育成するカリキュラムをデザインしています。この際、外部指標としてGTECを活用し、生徒の到達度を客観的に把握するとともに、指導の妥当性を検証しています。

掲載論文はこちらよりご覧ください。
この考え方は、大阪市教育委員会において教育委員(教育長職務代理)を務め、同時に、英語ワーキンググループの座長として取り組んできた実践とも通底しています。そこでは、各学校が個別に努力するのではなく、共通の評価指標であるGTECを基盤に据え、授業改善とカリキュラムの最適化を図ってきました。具体的には、結果データをもとに課題を分析し、指導法の共有や改善策の検討を教職員が協働で行う仕組みを構築したわけです。

掲載論文はこちらよりご覧ください。
この「教職協働」のプロセスこそが、再現可能性を担保するポイントになります。優れた実践は組織の知として共有され、他者によって再構築されることで初めて持続性を持ちます。そのためには、対話の場の設定、データの共有、そして心理的安全性の確保が不可欠です。これらを意図的に設計することで、どの学校においても同様の改善サイクルを機能させることができます。
本校での実践も、大阪市での取り組みも、本質的には同じ構造を持っています。すなわち、目標から逆算したカリキュラム設計、評価に基づく改善、そして教職員の協働です。この三点を軸に据えることで、カリキュラム・マネジメントは特別なものではなく、誰もが実践可能な教育の基盤となります。この再現可能性こそが、これからの学校教育改革において最も重要な視点であると考えています。