校長ブログ

陸上部

2026.05.05 クラブ・生徒・教職員紹介

 この記事は音声でも、お聴きいただけます。

5月5日

 陸上競技は個人種目でありながら、決して一人で完結するものではありません。スタートラインに立つまでの過程には、仲間との切磋琢磨、顧問との対話、そして自分自身との不断の対峙があります。記録や順位といった結果はもちろん重要ですが、それ以上に、日々の積み重ねの中でどのような学びを得たのかを問い続けることを大切にしています。

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 印象的なのは、生徒たちが自ら課題を設定し、練習内容を工夫している点。単に指示を受けて動くのではなく、なぜこのトレーニングが必要なのか、自分の強みと弱みは何かを考えながら取り組んでいます。この姿勢は、主体的な学びにつながります。

 また、スポーツ科学の知見に触れる機会を積極的に取り入れ、ICTを活用したフォーム分析やデータの可視化など、いわゆるDXの要素も日常的に取り入れています。

 さらに、もう一つの価値は「他者貢献」の姿勢。自己記録の更新だけでなく、チームとしてどう成果を高めていくか、後輩に何を残せるかという視点を持って活動しています。上級生が下級生に対して丁寧に助言する姿や、互いの成長を称え合う文化は、本校が目指す学びの共同体そのものです。

 そこには単なるクラブ活動の枠を超えた、「人が育つ場」としての本質があります。これからの時代に求められるのは、与えられた課題をこなす力だけではなく、自ら問いを立て、他者と協働しながら解決していく力。陸上部の生徒たちは、まさにその力を日々の実践の中で育んでいます。

 今後も本校は、すべての教育活動を通じて、生徒一人ひとりのポテンシャルを最大限に引き出して参ります。そして、その歩みをグローバル社会へと開き、よりよい教育の在り方を発信し続けていきたいと考えています。

生徒:走高跳に向き合う中で、技術の奥深さと自分の未熟さを痛感しながら、必要な要素を逆算して練習内容を工夫するようになりました。自分の跳躍スタイルを確立したいという思いも強くなり、学んだことを仲間に伝えたり、練習の意図を共有したりすることで、チーム全体が成長できる環境をつくりたいと考えています。走高跳を通して人としても成長できるよう、これからも一つひとつの練習を大切に積み重ねていきます。