校長ブログ

神戸建築祭と広報部

2026.05.11 クラブ・生徒・教職員紹介

 この記事は音声でも、お聴きいただけます。

5月11日

 神戸の街が建築を軸に開かれる一日―神戸建築祭において、本校もまたその一角を担う機会をいただきました。創立以来100年を超える校舎が一般に開放され、多くの来場者が足を運んでくださいました。その中で、ひときわ印象的な役割を果たしたのが、本校の広報部の生徒たちです。

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 来場者を迎え、校内を案内し、学校の歴史や教育の特色を自らの言葉で語る。そうした一連の営みは、単なる「説明」を超え、学校と社会をつなぐ「対話」の場を生み出していました。来場者の方々の問いに耳を傾け、時に自分の経験を重ねながら応答する姿には、主体的に学び、発信する力が確かに育っていることを感じました。

 広報部は5年前に発足しました。生徒の活動や成果を、生徒自身の視点で社会に発信していくこと、そして「地域に開かれた学校づくり」を具体化することを目的としてスタートしました。当初は手探りの連続でしたが、オープンスクールや学校説明会、各種イベントを通じて経験を積み重ね、今では本校の教育活動に欠かせない存在へと成長しています。

 今回の建築祭においても、その蓄積が遺憾なく発揮されました。来場者にとっては初めて訪れる場所でありながら、生徒たちの言葉によって学校が「見える化」され、空間に意味が与えられていく。そのプロセスは、まさに学びの成果そのものです。

 生徒が語る学校は、教師が語る学校とは異なるリアリティを持ちます。そのリアリティこそが、人の心を動かし、新たな関係性を生み出します。広報部の活動は、単なる広報にとどまらず、学びの質を高め、学校のあり方そのものを問い直す実践であるといえるでしょう。

 これからも、生徒が主体となって社会とつながる場を大切にしながら、本校の教育をさらに深化させ、「地域に開かれた学校づくり」を推進していきたいと考えています。今回の経験は、その確かな一歩となりました。