校長ブログ
卓球部、5年目の景色
2026.06.24
クラブ・生徒・教職員紹介
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6月24日
卓球部が"復活"してから、今年で5年目を迎えます。本校の卓球部には、実は長い歴史があります。かつて女子校時代には、大会でも存在感を示し、多くの生徒たちが青春をかけてラケットを握っていました。しかし時代の変化とともに部員数は徐々に減少し、いつしか活動継続が難しくなり、卓球部は廃部となりました。
学校には、時代の流れの中で一度姿を消してしまうものがあります。しかし一方で、「もう一度挑戦したい」という思いが、新たな文化を生み出すこともあります。
2021年から本校は大きな教育改革をスタートさせました。校名変更、教育内容の刷新、グローバル教育とDX教育の推進--そうした学校改革の中で、「クラブ活動の再構築」にも力を注ぎました。そして卓球部は、その象徴的な存在の一つとして、"強化クラブ"として新たなスタートを切ることになったのです。
もちろん、復活は簡単ではありませんでした。ゼロからの環境整備、指導体制づくり、生徒募集、練習文化の形成。最初から恵まれた条件が揃っていたわけではありません。しかし、生徒たちは本当によく努力しました。
特に印象的だったのは、「強くなりたい」という気持ちと同時に、「新しい歴史をつくりたい」という誇りを持っていたことです。かつての伝統を受け継ぎながらも、単なる"昔への回帰"ではなく、新しい本校の卓球部を自分たちで創り上げようとしていました。
その積み重ねの結果、卓球部は全国大会へ出場するまでに成長しました。これは単なる競技成績ではありません。学校改革そのものが、生徒の挑戦によって形になった証でもあると思います。
クラブ活動とは、学校文化をつくる教育活動の一つだと思います。技術向上だけではなく、仲間と支え合う力、最後までやり抜く力、自分自身を律する力を育てる場です。卓球部の5年間には、その教育的価値が凝縮されていました。
今、放課後の体育館には、再び力強い打球音が響いています。その音を聞くたびに「学校は、人が未来を取り戻していく場所」と感じます。卓球部の復活は、単なるクラブ再建ではありませんでした。それは、本校が新しい時代へ挑戦していく象徴でもあったのです。