校長ブログ

英語教育を考える63ー類推する力

2026.06.16 英語教育

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6月16日

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校長:今日は単語を類推する力について話そうか。丸暗記から一歩抜け出す方法だよ。

高3生:類推ですか?

校長:そう。例えば "impossible"。これは知っているね。

高3生:″不可能な″、ですよね。

校長:うん。でも"im-(否定)+possible(可能な)"と分けて考える。これだけでも意味は出せるね。

高3生:はい、そこは大丈夫です。

校長:じゃあ"incorrect"。どうかな?

高3生:"in-"が否定で、"correct"が正しい、だから"不正確な"とか"間違っている"ですね。

校長:同じように"in-"は後ろの音によって"im-"や"il-""ir-"に変わるんだよ。例えば"impossible""illegal""irregular"。でも全部"否定"だね。

高3生:バラバラに覚えてましたけど、同じ仲間なんですね。

校長:そうだよ。ではもう少し進もう。"unhappy"は?

高3生:"un-"が否定で、"happy"が幸せ、だから"不幸せ"。

校長:その通り。"否定の接頭辞"はいくつかあるけれど、働きは似ているんだね。ここでポイント。"単語はパーツでできている"と考えることだよ。

高3生:パーツで見る、ですか?

校長:そう。では"rewrite"は?

高3生:"re-"が"もう一度"、だから"書き直す"。

校長:そう。"re-=再び"はよく出る。じゃあ"preview"は?

高3生:"pre-"が"前に"、だから"事前に見る"。予習みたいな感じですね。

校長:その感覚が大事だよ。"pre-=前""re-=再び""un-やin-=否定"。これだけでもかなり読めるようになる。

高3生:確かに、知らない単語でも当てられそうです。

校長:では少し応用。"disagree"は?

高3生:"dis-"が否定や反対、だから"同意しない"。

校長:そうだね。"dis-"は"離れる・反対する"という感じもある。だから"disconnect"は"つながりを切る"。

高3生:イメージで分かります。

校長:よい流れだね。では最後に一つ。"careless"。

高3生:"care"が注意、"-less"が"ない"、だから"不注意な"。

校長:その通り。"-less=〜がない"もよく使う。"hopeless(希望がない)""harmless(害がない)"などね。

高3生:接頭辞だけじゃなくて、後ろも大事なんですね。

校長:そうだよ。前と後ろ、両方から攻める。これがコツだね。

高3生:だいぶ見え方が変わってきました。

校長:まとめよう。単語に出会ったら、"分ける→意味を類推する→文の中で確かめる"。この順番だよ。

高3生:全部覚えようとしなくていいんですね。

校長:そうだね。"考えて類推する力"を育てる方が、結果的に語彙は伸びる。長文読解でも役に立つよ。

高3生:今日からやり方を変えてみます。

校長:それが学びを自分のものにする第一歩だよ。