校長ブログ

EDU-Portニッポン応援プロジェクト連続採択

2026.07.14 カリキュラム・マネジメント

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7月14日

 昨年に引き続き、文科省の『EDU-Portニッポン応援プロジェクト』に採択されました。今回から2年かけての実施です。

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 本年度のテーマは、「遠隔協働学習を基盤とした英語×教科横断PBLの国際共同実証」です。本校ではこれまでも、「英語を学ぶ」のではなく、「英語で学ぶ」教育への転換を進めてきました。そして、教科ごとの知識習得にとどまらず、複数教科を横断しながら社会課題を探究する学びを大切にしています。今回のプロジェクトは、その実践をさらに発展させ、日本型教育の新たな可能性を世界へ発信する挑戦でもあります。

 本事業では、フィリピンやケニアをはじめとする海外協働校とオンラインでつながり、英語・数学・情報を融合した教科横断型PBLを共同で実施します。国や文化、教育制度の異なる生徒同士が、一つの課題について対話を重ね、多様な視点から解決策を考える過程そのものが、これからの時代に求められる資質・能力を育成すると考えています。

 さらに、eスポーツ「Valorant」も教育活動に取り入れます。eスポーツを競技として捉えるのではなく、戦術設計やデータ分析、役割分担、コミュニケーションなど、多様な学びが生まれる教材として位置付けています。国際チームで戦略を立案し、改善を繰り返すプロセスは、まさにPBLそのものです。

 また、生徒の学習成果だけを評価するのではありません。共通ルーブリックによる学習評価、各国教員による授業改善、学習ログの分析などを通して、学校組織全体の改善につなげていきます。カリキュラム・マネジメントとは、教育課程を編成することだけではなく、教育活動と学校改善を循環させる仕組みづくりでもあります。

 日本の学校教育は、学習指導要領に基づく体系的な教育課程、授業研究文化、教員同士の協働など、多くの強みを有しています。しかし、その価値を海外へ十分に発信できているとは言えません。だからこそ、本校は「学校づくり」そのものを国際協働の対象として捉えます。単に授業実践を共有するのではなく、日本型カリキュラム・マネジメントの考え方を海外の教育機関とともに検証し、新たなモデルを共同で創り上げていきたいと考えています。

 教育に国境はありません。オンライン技術の進展によって、世界中の学校が日常的につながる時代が到来しています。その中で重要なのは、ICTを活用すること自体ではなく、「何を学び、誰と学び、どのような社会を創るのか」という教育の本質です。本校は、これからも世界とつながる学びを通して、生徒一人ひとりの可能性を広げるとともに、日本発の教育モデルを世界へ発信し続けて参ります。