校長ブログ

この夏に深めてほしいこと

2026.08.07 学校生活

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87日

 夏期休暇は、生徒たちにとって一年の中でも特別な時間です。学校の時間割から少し離れ、自分自身の興味や関心と向き合うことができます。だからこそ私は、この夏にぜひ「考える力」を深めてほしいと思っています。

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 私たちは今、変化の激しい時代を生きています。生成AIの発展によって、多くの問いに対して瞬時に答えが示されるようになりました。しかし、社会が直面する課題の多くには、実は正解がありません。人口減少、環境問題、エネルギー問題、地域の活性化など、どれも簡単に答えを出せるものではないのです。

 だからこそ大切なのは、自分で問いを立て、自分の頭で考えることです。誰かが用意した答えを覚えるだけではなく、「なぜそうなるのか」「自分ならどう考えるか」を問い続ける姿勢が求められています。

 この夏は、ぜひ本を読んでください。新聞やニュースにも触れてください。そして、家族や友人、地域の方々と対話をしてみてください。異なる立場や価値観に出会うことで、自分の考えはより深まります。学びとは知識を増やすことだけではありません。人と出会い、社会とつながりながら、自分自身の視野を広げていくことでもあります。

 また、平和について考える機会も大切にしてほしいと思います。夏は終戦の日を迎える季節です。戦争を直接経験した世代が少なくなる中で、過去の出来事から何を学び、未来にどう生かしていくのかを考えることは、私たちの責任でもあります。歴史を学ぶことは、過去を知るだけでなく、未来を選択する力を養うことにつながります。

 学べる環境があることは決して当たり前ではありません。世界には学びたくても学べない子どもたちがいます。だからこそ、この夏の時間を大切に使ってほしいのです。

 国や社会の未来をつくるのはAIではありません。一人ひとりの人間です。この夏、自分自身の問いを見つけ、じっくり考える経験を積んでください。その積み重ねが、皆さんの未来を豊かにし、よりよい社会をつくる力になると信じています。