校長ブログ

AI時代だからこそ、自分の問いを

2026.09.19 大学進学研究

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9月19

 4月には多くの大学で入学式が行われました。今年も各大学の学長の式辞が紹介されましたが、そこには共通したメッセージがありました。それは、「これからの時代に必要なのは、知識を覚えることではなく、新しい知を創り出すこと」であるということです。

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 生成AIの急速な進歩によって、私たちを取り巻く社会は大きく変化しています。文章を書き、画像を作り、情報を整理する作業の多くをAIが担うようになりました。一方で、世界に目を向ければ、戦争や紛争、環境問題、経済格差など、簡単には解決できない課題が山積しています。

 こうした時代において、学校教育が果たすべき役割は何でしょうか。私は「正解を見つける力」よりも、「問いを立てる力」を育てることが重要だと考えています。

 AIは既に多くの問いに対して瞬時に答えを示してくれます。しかし、「何を問うべきか」「どのような未来を目指すべきか」という問いそのものは、人間が考えなければなりません。そこには価値観や倫理観、そして他者への想像力が必要だからです。

 東京科学大学の学長が新入生に語ったように、異なる知識や言語、価値観を持つ人々との出会いは、自分自身を見つめ直す貴重な機会になります。教育の本質もまた、他者との対話を通して自らの考えを深めていくことにあるのではないでしょうか?