校長ブログ

ニュージーランドからの視察

2026.09.08 グローバル教育

この記事は音声でも、お聴きいただけます。

9月8日

  1日、ニュージーランドの学校が来校されました。学校訪問というと授業見学に目が向きがちですが、今回の目的は、個々の授業そのものではなく、その授業を支えている学校全体の学びの文化について意見交換することです。

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 教室では、生徒たちが主体的に英語で対話し、協働しながら課題に向き合う姿をご覧いただきました。教師が一方的に知識を伝えるのではなく、生徒同士が考えを伝え合い、互いの意見を尊重しながら学びを深めていく。そのような学びの姿が、本校の日常となっています。

 視察後の意見交換では、カリキュラム・マネジメント、英語イマージョン教育、教職員の協働体制、多文化共生、ICT活用など、多岐にわたるテーマについて率直な対話を行いました。特に印象的だったのは、「英語を教えること」と「英語で学ぶこと」の違いについてです。

 本校にとって英語は、単なる教科ではありません。世界とつながり、自らの考えを発信し、多様な価値観を理解するためのコミュニケーション・ツールです。そのため、授業だけでなく学校生活全体を通して、英語を自然に使い、学び合う環境づくりを進めています。

 また、日本人教員とネイティブ教員がそれぞれの専門性を生かしながらチームとして教育を創るだけでなく、ネイティブ教員が単独で授業を担当することや、ティーチング・コミュニティを通して異なる文化や教育観をもつ教員同士が日常的に対話を重ねていることにも、高い関心を寄せていただきました。

 教育に唯一の正解はありません。だからこそ、異なる教育文化に触れ、それぞれの実践を率直に語り合うことで、新たな気づきや改善の視点が生まれます。それこそが国際交流の本質であり、学校同士が学び合う大きな価値ではないでしょうか?

 本校は、「世界とつながる学校」であると同時に、「世界から学び続ける学校」でありたいと考えています。今回の出会いが、生徒同士の交流、教職員の協働、さらには両校の教育のさらなる発展へとつながっていくことを心から願っています。遠路はるばる神戸までお越しくださったニュージーランドの皆様に、心より感謝申し上げます。教育を通して育まれる国境を越えたつながりが、未来を担う子どもたちの可能性をさらに広げていくことを期待しています。