校長ブログ
Global Reading Nexus Project②
2026.10.24
カリキュラム・マネジメント
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10月24日
文科省より採択された『令和8年度読書活動推進事業』の一環として、読書を学校教育の中核的な学びの一つとして位置づけています。これまでも朝読や電子書籍、「サマライズタイム」などを通じて読書習慣の形成に取り組んできましたが、今年度はさらに「多言語読書」へと学びを広げています。
毎朝の読書では、日本語だけでなく英語にも触れます。また、読書LCでは、同じ本を読んだり、それぞれが選んだ本を紹介したりしながら、生徒同士が対話する機会を設けています。
本校には、日本人生徒と外国にルーツを持つ生徒がともに学ぶ、多文化共生型の教育環境があります。だからこそ、「本」は文化や言語の違いを越えて人と人をつなぐ教育資源になると考えています。
例えば、日本語の作品を外国ルーツ生徒と一緒に読み、そこに描かれた日本の文化や価値観について語り合う。一方で、英語やそれぞれの母語の本を紹介し、その国の文化や歴史について日本人生徒が知る。このような「本を媒介とした対話」が、相互理解の第一歩になります。
さらに、読み聞かせや朗読会、図書館見学など、読書を「読む」だけで終わらせない活動も大切にします。声に出して読む、誰かに伝える、他者の感じ方に耳を傾ける。その一つ一つの経験が、言語能力だけでなく、他者を理解し尊重する力につながります。
グローバル教育とは、海外へ行くことだけではありません。日常の学校生活の中で、異なる言語、文化、価値観を持つ人と出会い、対話し、ともに学ぶことそのものがグローバルな学びです。
「読む」ことから「考える」へ。そして「伝える」ことから「つながる」へ。本を通して世界を知り、世界を通して自分自身を見つめる。そんな読書文化を育てていきたいと考えています。