校長ブログ

先生、Pepperが動いた!―AI×英語イマージョンで広がる学び

2026.10.17 教科研究

この記事は音声でも、お聴きいただけます。

10月17日

 DXハイスクールに採択されて3年目。本校で大切にしているのは、AIやICTを導入することそのものではありません。生徒たちが「面白そう!」「やってみたい!」と身を乗り出す。その瞬間から、学びが動き始めることです。その象徴が、AIを搭載したPepperを活用したプログラミング授業です。

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 教室にPepperが登場すると、生徒たちの目が変わります。「これ、どうやったらしゃべるの?」「自分たちで動かせる?」「じゃあ、こんなこともできるんじゃない?」等々、最初はPepperそのものへの興味だったものが、次第に「何をさせたいか」という発想に変わっていきます。

 プログラムを組んで、実際にPepperを動かしてみる。しかし、思い通りにはいかない。「先生、動かない!」「ここ、間違ってるんじゃない?」「もう一回やってみよう!」友達と画面をのぞき込み、試して、失敗して、また修正する。教室には、普段の授業とは少し違う、生徒たちの熱気が生まれます。そして、この学びは『EDU-Portニッポン応援プロジェクト』との連携によって、英語イマージョンへと発展しています。

 ネイティブ教員とのチーム・ティーチングで、Pepperへの指示やプログラミング、活動中のコミュニケーションにも英語を使います。すると、生徒からこんな声が出てきます。「英語で言わないとPepperに伝わらない!」「この言い方で合ってる?」英語の正確さだけを気にするのではなく、「伝えたい」という目的があるから、自然と英語を使おうとする。ここに、教科書だけでは生まれにくい学びがあります。

 AI、ロボット、プログラミング、英語。それぞれを別々に学ぶのではなく、生徒の「やってみたい」「伝えたい」「もっと面白くしたい」という気持ちから、学びがつながっていく。本校が目指すのは、AIを使える生徒を増やすことだけではありません。テクノロジーを使って自分のアイデアを形にし、異なる文化や言語をもつ仲間と協働しながら、新しい価値を生み出す。

 「先生、次はこんなことをやってみたい!」そんな声が教室から聞こえてくる学校であり続けたいと思います。神戸から世界へ。生徒たちの「やってみたい」を、未来への一歩につなげていきます。