校長ブログ
令和8年度国際交流・留学プログラム構築推進事業②
2026.10.03
カリキュラム・マネジメント
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10月3日
本校では、文科省『令和8年度国際交流・留学プログラム構築推進事業』の採択を受け、多文化共生社会の実現を見据えた教育実践を着実に進めています。(校長ブログ2026.6.25)
本事業は、海外ルーツ生と日本人生徒が日常的に学び合い、多様な文化や価値観を尊重しながら、ともに未来を創造する教育モデルの構築を目指すもの。本校では、その理念を教育課程全体に位置付け、日本語教育、日本文化理解、探究学習、国際交流を有機的に結び付けた学びを展開しています。
年間70時間の日本語教育プログラムでは、日本で安心して学び、生活するための言語運用能力を育成しています。また、50時間の日本文化理解プログラムでは、茶道や華道などの伝統文化を体験しながら、日本の歴史や文化、礼節への理解を深めています。さらに、70時間の国際共修探究プログラムでは、日本人生徒と海外ルーツ生が協働し、社会課題の探究や課題解決に向けた研究活動に取り組んでいます。
本校が特に大切にしているのは、ともに学ぶラーニング・コミュニティが教育そのものであるという考え方です。海外ルーツ生への支援を特別なものとして切り離すのではなく、すべての生徒が互いの違いを認め合い、それぞれの強みを生かしながら成長できる教育環境を整えています。日々の授業や学校生活の中で自然な対話が生まれ、多様な価値観に触れる経験が、生徒一人ひとりの視野を広げています。
また、DXハイスクールとして整備したICT環境を活用し、海外提携校とのオンライン交流や国際協働学習も継続的に実施しています。(校長ブログ2026.7.14)国境を越えて同世代の仲間と意見を交わし、共通の課題について考える経験は、生徒たちに世界とのつながりを実感させる貴重な学びとなっています。
さらに、国際都市・神戸の特色を生かした地域連携も大きな強みです。港町として育まれてきた多文化共生の歴史を学ぶフィールドワークや地域との交流活動を通して、生徒たちは日本社会への理解を深めるとともに、自らの文化や考えを発信する力も身に付けています。
本校が目指しているのは、日本語能力の向上だけではありません。日本人生徒と海外ルーツ生が互いに刺激を受け、ともに学び、ともに成長する学校づくりです。その積み重ねが、一人ひとりの進路実現につながり、社会で活躍するために必要な資質・能力の育成につながるものと考えています。
神戸から世界へ、そして世界から神戸へ。本校は、国際交流を一過性の行事ではなく、教育課程全体を通して実践する「学び」として位置付けています。多様な文化や価値観を尊重し、世界と協働しながら新たな時代を切り拓く人材を育成するため、これからも教育実践を深化させ、生徒一人ひとりの可能性を最大限に伸ばしてまいります。